証券外務員試験の無記名式有価証券とは?記名式との違いと試験の論点

無記名式有価証券について、定義・根拠・試験での押さえ方をまとめます。証券外務員試験の「無記名式有価証券」は、権利者の氏名等を記載せず証券の占有移転により譲渡する有価証券です(第121問·第511問)。記名式(指名式)とは譲渡方法が異なります。「上場株式は無記名式が原則」「記名式と同一譲渡」「株主名簿に記載して譲渡」が定番の引っかけです。

この記事の要点

この記事では、無記名式有価証券の意味と試験での見方を、問題の解説に沿って整理します。

  • 無記名式有価証券は権利者の氏名等を記載せず、証券の占有移転により譲渡される有価証券である
  • 記名式有価証券(指名式譲渡)とは譲渡方法が異なり、上場株式は原則記名式である
  • 株主名簿への記載と指名式譲渡は記名式の典型であり、無記名式の定義とは別である
  • 根拠:民法第178条
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この記事の信頼性について

執筆証外マスター編集部(学習用語、過去問の復習導線、試験ガイドを整理する編集チーム)
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事実確認日2026-06-16
主な参照元

1まず押さえる要点

権利者の氏名等を記載せず占有移転で譲渡する有価証券。上場株式は原則記名式であり無記名式ではない

2試験で押さえるポイント

  • 無記名式有価証券は権利者の氏名等を記載せず、証券の占有移転により譲渡される有価証券である
  • 記名式有価証券(指名式譲渡)とは譲渡方法が異なり、上場株式は原則記名式である
  • 株主名簿への記載と指名式譲渡は記名式の典型であり、無記名式の定義とは別である
  • 根拠:民法第178条を条文とセットで確認する

3定義と基本理解

権利者の氏名等を記載せず占有移転で譲渡する有価証券。上場株式は原則記名式であり無記名式ではない。

権利者の氏名等を記載しない有価証券として整理します。

証券の占有移転により譲渡されます。

民法第178条は、占有移転によって譲渡する有価証券について定めます。 試験では記名式·無記名式の譲渡方法の対比が中心です。 演習では第121問·第332問·第511問が定番です。

無記名式有価証券権利者の氏名等を券面等に記載しない有価証券です(第121問·第511問)。 証券の占有移転(占有の移転)により譲渡されるのが典型です。 券面を渡すことで権利移転が成立するイメージで整理します。

混同しやすい用語との違い(一覧)

用語押さえる要点
無記名式有価証券権利者の氏名等を記載せず占有移転で譲渡する有価証券。上場株式は原則記名式であり無記名式ではない
記名式有価証券権利者の氏名等を記載し指名式で譲渡する有価証券。無記名式(占有移転)とは譲渡方法が異なる
有価証券第1項は国債証券·株券·受益証券·CP等を列挙。派生商品は現物有価証券と別カテゴリ
株主名簿株式会社が株主の氏名·住所·保有株数等を記載して備える名簿。議決権行使·配当等に用いる

数値・手続の正誤は演習と公式テキストで必ず確認してください。

民法第178条は、占有移転によって譲渡する有価証券について定めます。試験では記名式·無記名式の譲渡方法の対比が中心です。

5選択肢で問われやすい点

無記名式有価証券の定番誤答は、記名式との定義·譲渡方法の入れ替え、上場株の無記名式原則、株主名簿·指名式譲渡との混同です。

正解の型は「氏名等を記載しない·占有移転で譲渡」「記名式とは譲渡方法が異なる」「上場株式は原則記名式」側です。

問題文の「指名式」「同一譲渡」「上場無記名原則」「株主名簿」がトリガー語です。

6よくある誤解・注意点

記名式の定義(氏名記載·指名式)を無記名式の肢に当てはめる混同が最多です(第511問選択肢2)。逆に占有移転を記名式に当てる第111問·第516問もセットです。上場株式は無記名式が原則(第332問·第511問)·株主名簿に記載して譲渡(第511問選択肢5)が典型です。

7覚え方・整理のコツ

無記名=氏名なし·占有移転。記名=指名式·株主名簿。上場株は記名式原則。「指名式」「上場無記名」「名簿記載」肢に注意。

最後に「無記名式有価証券」が登場する過去問を1問解き、選択肢の根拠まで言語化して整理してください。

8例題で確認

9よくある質問

無記名式有価証券とは何ですか?
権利者の氏名等を券面等に記載せず証券の占有移転により譲渡される有価証券です(第121問·第511問)。民法第178条が占有移転による譲渡の根拠として整理されます。金融商品取引法第2条の有価証券に該当します。「氏名等を記載せず占有移転で譲渡」は定義確認の正解候補になりやすいです。
記名式との違いは?
白紙に2行書く復習が効きます。記名式=氏名等を記載·指名式譲渡(第111問)。無記名式=氏名等なし·占有移転(第121問)。第511問は五肢で定義の入れ替え、第111問は記名式に占有移転を当てる〇×の引っかけです。「同一譲渡方法」(第511問3)は両方の定義を知っていれば即判定できます。
上場株式との関係は?
第332問·第511問の定番誤りは「現代の上場株式は無記名式が原則」です。正しくは記名式が原則で、株主名簿に権利者が記載されます(第331問·会社法第214条)。第511問選択肢(5)「株主名簿に記載して譲渡」も記名式の典型であり、無記名式の定義とは別概念として覚え分けてください。
試験でどう問われますか?
二種·一種とも定義(占有移転)·記名式との対比·上場株=記名式原則が中心です。演習では第121問·第332問·第511問を優先復習し、記名式側は第111問·第331問·第516問とセットで譲渡方法の表を完成させてください。合否は総合7割(二種70問120分·300点·210点、一種100問160分·440点·308点)—分野別足切りはありません。

記事の基本情報

対象試験証券外務員(一種・二種)
分野金融商品・サービス
重要度B
法令・根拠民法第178条
関連タグ基本 / 金商法 / 編集合格

公式情報の確認

無記名式有価証券は、証券外務員(一種・二種)の学習で押さえたい用語です。制度、数値、義務の有無は年度や法令改正で変わることがあるため、受験前には公式情報も確認してください。

注意:本ページは学習用の要点整理です。出題範囲・法令・公式見解は変更される場合があります。本番前には必ず試験実施団体や法令原文などの公式情報を確認してください。