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実践演習 · 金融商品取引法

証券外務員(一種) 実践演習 第1020問(金融商品取引法)

問題

新規公開・公開買付け・有価証券の引受けに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 新規公開(IPO)は、未上場株を公開して不特定多数に売り出す初上場のイベントである。
  2. (2) 公開買付け(TOB)は、発行会社が新株を発行して資金調達する引受業務である。
  3. (3) 有価証券の引受けは、既発行株を市場外から買い集める行為である。
  4. (4) TOBは届出・開示等の手続なく実施できる。
  5. (5) IPOとTOBは、いずれも同一の目的・手続で実施される。

正答

正答は (1) です。

解説

正解の理由

IPO=初上場の売出し、TOB=既発行株の買集め、引受=発行時業務。3つを混同しないことが一種試験の定番です。IPO・TOB・引受・目論見書・届出書の5語関係図を白紙に書き、第1012問・第1013問と照合してみてください。

他の選択肢

  • (2)

    「公開買付け(TOB)は、発行会社が新株を発行して資金調達する引受業務である」について、公開買付けは既発行株を市場外から買い集める手続です。新株発行による資金調達=有価証券の引受業務と目的が異なり、「引受=TOB」とする記述は誤りです。

  • (3)

    「有価証券の引受けは、既発行株を市場外から買い集める行為である」について、有価証券の引受けは発行時に証券会社が発行者から引受け投資家へ販売する業務です。既発行株の買集めであるTOBとは、そもそも取引の前提が異なります。

  • (4)

    「TOBは届出・開示等の手続なく実施できる」について、TOBには公開買付届出書の提出等、届出・開示が必要です。「手続なく自由に」実施できるという記述は、金商法上の公開買付け制度と整合しません。

  • (5)

    「IPOとTOBは、いずれも同一の目的・手続で実施される」について、IPO(初上場・売出し)とTOB(買収・既発行株買集め)は、目的も必要となる届出書類も異なります。両者を同一視する記述は誤りです。

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